You can’t judge a book by its cover
アメリカやイギリスで使われる諺です。
意味は「表紙で本の価値を判断してはいけない」という事ですが、まあ「見た目で物事を判断するな」「外見で人を判断するな」ですね。
「おいしそう」と思い購入して食べたら「、、、、(あまり好きじゃない)」と思う事や、取っつきにくそうな外見の人が優しかった、なんてことも。
ただ、見た目で判断するな、と言いながらも、初対面の人やすれ違う人を相手にすれば、まあ見た目の印象からでしか分かりませんよね。
この見た目判断は危機管理においては重要で「怪しい人がいる」「挙動不審な人」がいるという判断は危険に巻き込まれないために必要な本能、もしくは学んで覚えた危険回避方法なんですね。
これら相手に関する情報は、Non-verbal communication(非言語コミュニケーション)といい、人のコミュニケーションはほぼこのNon-verbalから得られる情報なんです。
様々な説はありますが、70%、80%はNon-verbalだとも言われています。
コミュニケーショントレーニングで私が実践するのは、頭ボサボサにして、腕まくりして、目を合わさず、腕と足をくみどっかりと席に座ってみせます。
ほとんどの方は「え、、、」と戸惑われ、苦笑いをする方、一緒に黙ってしまう方はいらっしゃいますが、一様に良い印象は持ってもらえず、「話す気になれない」とおっしゃられます。
まあ、こんなカウンセラーはなかなかいませんが。
「見た目で判断」が一種本能で避けられないものであるなら、「見た目で判断してほしくない」という方は、一度見た目や行動を変えてみて、周りの反応や違いを観察してみるのも興味深いかもしれません。